♪16 Stir It Up
民衆という低木地帯に放たれた火は、炎となりその勢いは衰えることなくどこまでも拡がっていきます。『バーニン』の発表と同じ年に、ザ・ウェイラーズは「マービン・ゲイ」の前座として2つのショーに参加するようプロモートされました。♪15 Reaction
1973年、クリス・ブラックウェルとの出会いを得て、彼の主催するアイランド・レコードからのファーストアルバム『キャッチ・ア・ファイア』が発売されます。♪14 Bad Card
1972年、ボブではないあるミュージシャンによってレゲエは世界中に発信される事になります。その男の名は「ジミー・クリフ」。ボブがレゲエの神と呼ばれるように、ジミーはレゲエの英雄と呼ばれる男です。ボブがジャマイカの民衆から尊敬され、崇められるように、ジミーはみなから好かれていました。21世紀もヴァイブするボブのリリック~映画 MARLEY~を観ました
MARLEY-ROOTS OF LEGND-を観ました。改めて感じること。もう何度もその強さと深さに打ちひしがれているのだけれど、改めて。ボブの音楽は、彼のライフやフィーリングをリリックにして、そのままリズムに乗せて唄う。ただそれだけなんだと。♪13 Get Up Stand Up
タフ・ゴング。ボブに新たに与えられた称号です。1970年、ボブはその称号をそのまま冠し、自らのレーベルをもう一度立ち上げます。その新しい「タフ・ゴング・レーベル」の設立は、ザ・ウェイラーズのキャリアにおいて本当の意味での転換期となります。今度こそ、ヒット曲を次から次へと生み出す手ごたえを、ボブたちはポケットの中に感じることができました。2012年05月11日。ボブさんへ。
2012年5月11日。ボブさんの31回目の命日です。今年も日本では5月のはじめに夏日になったり、スコールのような豪雨があったり、竜巻がおこったり。。夏の入り口のようでもあるけれど、なんとなく忙しなく、落ち着かない日々なのかもしれません。そんな中、やっぱり5月11日には世界中がボブさんを偲んで、今なお色あせない作品たちを聴いていることと思います。♪12 Chances Are
やっぱりいことなんかなかったよ。笑いながら、軽くそう言い放ち。アメリカから仲間の元へ戻ってきたボブを、民衆はまるで英雄の帰還かのごとく、最大限の賛辞を持って迎えます。反逆者(レベル)から革命家(レボリューショナリー)へと確かに成長した民衆の力を背景に。ボブは、バニー、ピーターとともにグループを再結成します。バビロンシステムに反逆し、革命を起こすため、自分たちのレーベルも立ち上げました。レーベルの名前はウェイリング・ソウルスです。♪11 Them Belly Full (But We Hungry)
ジャマイカのヒットチャートを席巻し、民衆の心に反逆の精神の火を灯らせた。権力者に恐れられる力を得た。ルード・ボーイの文化を創造した。ボブはザ・ウェイリング・ウェイラーズを結成し、わずか2年の間にその大きなエナジーでこれらを成し遂げました。でも、経済的には相変わらず苦しい生活です。♪10 Rebel Music
政党と政党との抗争、バビロンシステムに属する人間は銃を持ち殺し合いを続けます。ボブはそんな現実を嘆き、救いの詩を唄いつづけます。誰もが無視できない現実を唄ったボブの詩は、何ももたざる人々への影響力を日に日に高めていきます。♪09 Three Little Birds
ウェイラーズを結成したころ、もうひとつのはじまりがボブの周辺に起こります。後に妻となり、そしてバックコーラスアイ・スリーズの一人としてウェイラーズに参加する事となるリタ・アンダーソンとの出逢いです。♪08 Small Axe
多くのものに打たれ、でもそれと同等のチャンスを掴むための出会いを導いてくれたトレンチタウン。そこでは、ボブにとって最も貴重な出会いがありました。心優しきバニー・ウェイラー。屈強の男ピーター・トッシュ。彼らとの出会いから程なく、ボブたちはグループを結成します。ザ・ウェイリング・ウェイラーズ-嘆き、涙を流すものたち-です。1964年のことでした。♪07 Trenchtown Rock
穏やかなナイン・マイルズから、首都キングストンに移ったボブの物語は、コンクリート・ジャングル。ジャマイカのトレンチタウンからはじまることになります。トレンチタウンに住んでいれば、あらゆるものが打ってきます。無法者や、警官。銃や、時には友人でさえ。♪06 Concrete Jungle
1945年2月6日。ボブ・マーリィがこの世に生を受けました。そこは、ジャマイカで最も美しいと言われるセント・アン教区の郊外に位置する小高い丘ローデン・ホール。その丘に建つ簡素な木造の家が、ボブの生まれた家です。♪05 No Woman No Cry
No Woman No Cry。ただ、ボブの生きたジャマイカの若者の生活を歌った詩です。とても素直に、とてもリアルに。厳しさと、悲しさと、現実と、希望と、愛をすべてを含み優しく強く唄った詩です。この曲と向き合うと涙が出て。そして笑顔になります。泣きながら、力強く笑顔を見せる。そんな詩です。
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